カブスとの5年契約が今季限りで満了となる鈴木誠也外野手(32)に熱視線だ。安定した打撃に加え、守備力の向上でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(34)に代わる右翼のレギュラー候補として期待されている。
今季の鈴木は143試合の出場で打率2割7分、26本塁打、86打点、OPS0・841の好成績。4年連続で20発超えを果たしただけでなく、14日(日本時間15日)に発表されたゴールドグラブ賞の右翼手部門で初めて最終候補に選出された。以前は守備に対するチーム内の評価を得られず、DH専任となる時期もあったことを考えれば大躍進だ。
こうした攻守にわたる活躍があるからこそ他球団も放ってはおかない。米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は、ヤンキースの外野手の補強候補の一人として鈴木の名前を挙げた。しかもメジャー屈指の強打者・ジャッジの〝後釜〟という位置づけだ。
同誌は今季の鈴木を「彼のすべてが結実した年だった」と絶賛した上で「ケガに悩まされたシーズンを経て、ジャッジは今後、必然的に指名打者(DH)としての役割に限定されるだろう。2026年の鈴木がどれほど素晴らしい活躍を見せたかを考えれば、ヤンキースがこの日本人強打者を獲得できれば、ジャッジが去った後の外野陣は極めて充実した布陣となるだろう」と占った。
今季のジャッジは4月に右肋骨を疲労骨折。長期離脱を経て復帰したものの、9月に今度は右ふくらはぎの筋損傷で離脱した。そしてポストシーズンでは戦列に戻れないまま、チームは地区シリーズで敗退。ジャッジ自身にとって出場が66試合にとどまったのは1年目の2016年、新型コロナの影響でシーズンが短縮された20年を除いて最も少なく、来季はDHに転向すべきとの論調が強まっている。
ジャッジがDHで打撃に専念する代わりに右翼に空く穴を鈴木が埋めるという算段だ。その場合、「スペンサー・ジョーンズとコディ・ベリンジャーが中堅手と左翼手を務めることになる」とし「トレード期限直前に獲得した2選手(ルイス・ガルシアとエリオト・ラモス)と、ジアンカルロ・スタントンの全員を放出することになるだろう」と大胆な動きが必要との見方も示した。
年々進化を続ける鈴木の需要は高まるばかりとなりそうだ。












