ソフトバンクの栗原陵矢内野手(30)が9日の日本ハム戦(みずほペイペイ)で逆転の37号2ランを放ち、5―4の勝利に貢献した。

 1―3の3回二死二塁。日本ハム先発・達の148キロ直球を捉え、右翼ホームランテラス席へ運んだ。前日の同戦では2本塁打を放っており、2試合連発、2戦3発。4―3と試合をひっくり返す決勝弾となった。

 試合後のお立ち台では、バットとはまた違った栗原らしさでファンを沸かせた。この一発で37本塁打、106打点。打点ではこの日94打点とした近藤に12点差をつけた。「ちょっと前まで近藤さんと争ってるって言われてたんですけど、さすがにもう…かなと思ってます」と、ユーモアを交えて〝勝利宣言〟した。

 さらに「4番・栗原陵矢」としての自己評価を求められると「よくやってます!」と即答。一方で「もちろん個人的に記録であったりとか成績は大事ですけど、やっぱりチームが勝てるように、もうここまで来たらチームが勝つために一生懸命頑張りたいと思います」と力を込めた。

 前日に13試合ぶりの一発を含む2本塁打を放ち、この日も決勝弾。それでも浮上のきっかけを問われると「ないっすね」とキッパリ。「今日はこうかなとか、やり続けてるって感じなので。あんまりこれと言ったのはない」と明かした。

 40本塁打も視界に入ってきたが、数字を意識しすぎることはない。「見ても見なくてもと思いますし、しっかり自分の打撃を、と思ってます」と自然体。4番を務める今季については「責任感を持ちながらっていうのは、去年とはまた違うのかな」と語った。

 チームは2連勝で優勝へのマジックナンバーを「12」とした。37本塁打、106打点まで数字を伸ばしても、シーズン最終盤で最優先するものは明確だ。「もうここまで来たらチームが勝つために」。鷹の4番はリーグ連覇だけを見据えている。