パ・リーグ首位のソフトバンクは9日の日本ハム戦(みずほペイペイ)に5―4で逆転勝ち。2連勝で優勝へのマジックナンバーを「12」とし、リーグ連覇へ着々と歩みを進めた。そんな中、小久保裕紀監督(54)が強い関心を示したのが、敵軍の若き才能だった。
指揮官が試合後に名前を挙げた一人が、福岡県飯塚市出身で福岡大大濠高から日本ハム入りした二刀流・柴田獅子(20)だ。2024年ドラフトではソフトバンクも外れ1位で指名。日本ハムとの抽選の末に獲得を逃した逸材でもある。
その柴田はこの日、2回に上沢から右前へプロ初安打をマークすると、9回にも右前打を放って2安打。小久保監督は「なんか19とか20歳とか思えない体つき」と驚きを示した。
関心を寄せたのは柴田だけではない。この日の日本ハム先発・達孝太(22)についても「達にしてもそうだけど、体がプロに入ってあんなに大きくなる。知りたいですね」と言及した。前回2日の対戦では8回2安打1失点、10奪三振と鷹打線を封じた右腕を、この日は3回2/3を7安打5失点で攻略。それでも敵軍の若手の体づくりには強い興味を示した。
指揮官の関心は食事やトレーニングにも及び、「いいところは球界全体で上にいかないと。どんなもの食って、トレーニングにしているのか、気になります」と率直に語った。
自軍が優勝へのカウントダウンを進める中でも、ライバル球団の若手に目を向ける小久保監督。「いいところ」は球団の垣根を越えて球界全体のレベルアップにつなげる――。その言葉からは、敵軍からも学ぼうとする姿勢がうかがえた。












