レッズのエリー・デラクルス内野手(24)は8日(日本時間9日)に敵地でのドジャース戦に「2番・遊撃」で先発出場し、3回に攻守で化け物ぶりを発揮した。

 ドジャー・スタジムが静まり返った。0―2の3回二死一塁で左腕スクバルの初球、内角のチェンジアップを完璧に捉えると確信歩き。右手でバットを放り投げた。角度31度、打球速度109・4マイル(約176・1キロ)で高々と上がると左中間席中段に突き刺さった。4試合連発で自己最多の25号は飛距離444フィート(約135・3メートル)の特大弾だった。

 バットの次は肩でみせた。3回二死でテオスカー・ヘルナンデスが放った痛烈なライナーを中堅手マイヤーズがダイビングキャッチを試みたが、後逸。ボールはフェンス迄転がった。テオスカーは二塁を回ると加速、エベル三塁コーチもグルグル腕を回し、ランニング本塁打を狙って、本塁に突入した。しかし、中前で中継に入ったデラクルスが本塁にストライク送球してタッチアウトになった(記録は三塁打)。観客の大歓声は一瞬で、大きなため息に変わった。

 スタットキャストによると、デラクルスの送球は105・3マイル(約169・4キロ)だった。SNSでは「レーザーのような送球だった」「「105・3(マイル)なんてとんでもない」「非常識な!」「神様エリー」と歓喜の声であふれた。