左翼起用があだとなった。阪神は8日の中日戦(京セラ)に1―7で敗れ、2カード連続の負け越し。巨人とは同率首位となった。

 今季4度目の左翼でスタメン起用された新助っ人・デルミス・ガルシア外野手(28)が大誤算だった。1点を先制された2回二死一、二塁。投手・マラーが放った左翼への打球にスライディングキャッチを試みたものの捕球できず、打球は後方へ。2者が生還する2点適時三塁打となった。

 さらに7回にも一死一塁からサノーの左前への打球に猛チャージ。再び滑り込んだが捕球できず、打球が左中間を転々とする間に一走・細川の生還を許した。

 記録はともに適時打となったが、守備で2度の痛恨プレー。いずれも失点につながり、球場の虎党からも大きなため息が漏れた。守備で苦い一日となった助っ人は試合後「言われたところで守るだけですし、できたプレー、できなかったプレーはありましたけども、言い訳はせずにいようと思います」と潔く受け止めた。

 藤川球児監督(46)は前カードのDeNA戦(横浜)では満塁本塁打を含む2本のアーチを放つなど、打力への期待もあって送り出したが、この日は思わぬ〝落とし穴〟が待っていた。

 それでも指揮官はガルシアについて「これからですね」を繰り返し、助っ人を責めず。「顔を上げてチームをひとつにまとめ上げながら、戦い続ける。それを絶対下ろさないというところになりますから。ここからですね」と必死に前を向いた。

 一方で今シーズンも残り44試合。「これから」とはいえ、巨人とのし烈な首位争いを抜け出せていない状況だ。猛虎軍にとって1つのミス、1つの黒星が重くのしかかる時期に入っている。