睡眠への意識改革が快投の裏にあった――。阪神・才木浩人投手(27)が7日の中日戦(京セラ)に先発。勝ち負けはつかなかったが、8回114球を投げて2安打無失点の好投を披露した。

 初回から同学年・佐藤の23号2ランで援護をもらうと、3回まで竜打線相手にパーフェクトピッチング。最速150キロを超える直球に鋭く落ちるフォークを織り交ぜて竜打線を封じ、8回の攻撃で代打・福島を送られて降板となった。

 しかし、9回にマウンドに上がった守護神・ドリスが大乱調。一死満塁から代打・阿部の2点適時二塁打などで3点を失って逆転を許し、右腕の今季8勝目も消滅した。

 試合後、才木はドリスから「メッチャスミマセン」と謝罪を受けたことを明かしながら「今日みたいな展開で9回2点差でドリス交代はベストだと思うし、勝ちは運なので。自分に勝ちがつく、つかないっていうのはあまり気にしてないです」と冷静に語った。

 また、藤川球児監督(46)も「もう十分ですね。あの回まででも十分な仕事でしたから。素晴らしかったですね」とたたえた。

 今季はコンディション管理の重要性を感じ、特に睡眠を最優先に考える生活へシフトしているというエース右腕。「僕は〝早起きは三文の徳〟みたいなんはないです(笑い)。ちゃんと睡眠時間を取る方が大事だと思ってるんで。夜寝る時間が遅いんだったら、その分朝に寝てしっかり8時間取れればいいと思っています」と明かす。

 中でもナイター後は就寝時間が遅くなりがちだが「なかなか睡眠時間は取れないですけど、それでもしっかり睡眠時間を確保してます」と自身のリズムを崩さないことを重視している。

 さらに睡眠データを記録するだけでなく、寝室では室内環境まで細かくチェック。「記録もとってますし、室温と湿度を測りながら、どれぐらいが一番いいのかを試しています」と理想の睡眠を追い求めている。

 睡眠時間の確保だけでなく、睡眠の質まで追求するストイックな自己管理。その積み重ねが後半戦もエースの快投を支えていきそうだ。