第6回WBCが5日に開幕し、1次ラウンドC組のオープニングゲーム(東京ドーム)はオーストラリアが台湾を3―0で下した。2024年「プレミア12」覇者の台湾がまさかの黒星発進。打線が3安打と振るわず、リリーフ陣が相手の一発攻勢に屈した。

 そんな中で「台湾の至宝」が貫録を示した。今季からソフトバンクに加入した最速158キロ右腕の徐若熙投手(25)が4回2安打、無四球、3奪三振、無失点の快投。ソフトバンク宮崎春季キャンプで取り組んだ投球フォームの矯正が功を奏し、相手につけ入る隙を与えなかった。

 試合後、徐若熙は「ベンチにいる時は少し緊張しましたが、マウンドに上がると気持ちが落ち着きました。あまり感情を入れすぎず、一球一球、自分が投げたいイメージ通りに投げることだけを考えていました」と大一番での投球を振り返り、納得の表情を浮かべた。必勝を期して徐若熙を先発に立てながら敗れた台湾。厳しいスタートとなっただけに、エースの言葉数も少なかった。