WBCでV奪還を目指す米国代表の2枚看板の1人が早々に離脱することになった。

 23日(日本時間24日)、タイガースの2年連続サイ・ヤング賞左腕タリク・スクバル投手(29)が1次ラウンド英国戦(3月7日)の1試合に先発後、代表チームを離れることが明らかになった。 

 アーロン・ジャッジ(33=ヤンキース)が主将を務める米国はスクバルとポール・スキーンズ投手(23=パイレーツ)と両サイ・ヤング投手が参加。Vの大本命となっていた。

 地元「デトロイトニュース」紙は「スクバルはWBCに米国代表として出場することは名誉なことだが、彼にとっての最優先事項はタイガースの2026年シーズンであることは変わらないと明言した」との記事を配信した。

 左腕は「両方のことをやろうとしている。米国代表として投げるつもりですが、同時にタイガースのチームメイトたちと一緒にシーズンに向けて準備を整える必要があることも理解している。代表が私をその立場で受け入れてくれたことに感謝しています」と話した。

 スクバルは英国戦登板後はタイガースに戻って開幕に向け調整するという。「もし米国が決勝に進んだら、観戦に行ってみんなと一緒にいられるように働きかけようと思っている。でも、先発は1試合だけ。それからまたここに戻ってくるつもりだ」と左腕は明言した。

 同紙は「タイガースにとって、このアプローチは安心材料となる。スクバルは2026年シーズンにア・リーグ2度のサイ・ヤング賞受賞者であり、タイガースの先発ローテーションの絶対的な要として臨む。チームが彼のWBC出場を慎重に扱ったことは、彼がポストシーズン進出の野望においていかに重要な存在であるかを物語っている」とエースの決断を歓迎した。

 日本代表は順調に勝ち進めば決勝で米国と当たる。大谷、吉田、近藤、村上、佐藤輝ら左打者を多く抱える日本にとってサイ・ヤング賞左腕の不在は大きなアドバンテージになりそうだ。