阪神は23日の日本ハム戦(名護)に5―2で敗れた。オープン戦初黒星となったが、藤川球児監督(45)は〝一軍デビュー〟となった今朝丸裕喜投手(19)の快投に思わず目を細めた。
3回から2番手で登板。140キロ台中盤の直球に鋭いスライダーを織り交ぜ、わずか9球で三者凡退の圧巻投球を披露した。続く4回もマウンドへ。昨季パリーグ本塁打王のレイエスに対しては、最後は緩急を生かしたカーブで空振り三振。危なげなくアウトを積み重ねた。
指揮官は「本当は1イニングで終わりでしたが、オープン戦も初めてですから。この経験を覚えていってほしいという意味で『もう1回行こう』と言いました」と回またぎとなった理由を説明。
「レギュラーシーズンではなかなかそう簡単じゃないのがプロ野球の世界。でもいい経験にしながら自分の上限を上げていくということ。難しく捉えすぎたら進めなくなりますから。良い4つのアウトでしたね」と笑顔で振り返った。
さらに日本ハム先発の達孝太投手(21)が高卒5年目、今朝丸が高卒2年目という点にも触れ「同じプロ野球界で、チームは違えど1つのモデルになるかもしれない」と将来像を重ねた。
着実に進化を遂げる若虎。指揮官の期待を背に、次のステージへと歩みを進めていく。












