阪神のオープン戦初戦となった中日戦(21日、北谷)は1―1の引き分け。先発・高橋が2回1失点ながらも5奪三振の快投を見せ、打っては現役ドラフトで加入した浜田が6回に同点適時打を放った。

 試合前のメンバー表交換では藤川球児監督(45)が、中日・井上一樹監督(54)と談笑。話題の中心はやはり3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だった。「国際大会がありますから。どのチームも選手たちが行っている状況。オープン戦やファームのゲームもこれから始まる中で、選手の管理、故障が出た場合に選手の数がどのチームの監督さんも気を付けているとこだよねというお話を少し(しました)」。

 阪神からは中軸を担う佐藤輝明内野手(27)、森下翔太外野手(25)に加え、正捕手・坂本誠志郎捕手(32)がWBC日本代表に選出。一方で中日から野手の代表選出はなく、この日も3番・上林、4番・細川、5番・ボスラーと主力を含めた布陣となった。

 それでも火の玉指揮官は「ドラゴンズさんはフルメンバーでしたが、うちはある意味でチャンスはたくさん与えられる状況。タイガースは切磋琢磨する期間に当てられるということで。これをいいように利用できたらと思います」と前向きに話した。

 代表組不在という特殊な事情がありながらも、個々のスキルアップを促しながら開幕に向けてチーム力を高めていく。