【目撃】阪神春季キャンプ(18日、沖縄・宜野座)で、内野守備の要・中野拓夢内野手(29)が早出の守備練習に参加した。メイングラウンドでは軽快な動きで打球をさばき、時折の好捕にはスタンドから歓声も上がるなど、朝から順調な調整ぶりをうかがわせた。

 しかしながら、ノックが終盤に差しかかった場面で空気が一変する。難なく処理してきた中野が、なぜか送球や捕球でミスが続き、珍しくエラーを連発。思うように体が反応しないもどかしさが表情ににじむ中、ついにはグラブを地面へ放り投げるしぐさを見せ、周囲が一瞬ざわついた。

 キャンプも終盤に入り、疲労がたまりやすい時期。いつも冷静な名手だけに、感情が表に出た一瞬は印象的だった。

(ペン&カメラ・北川智康)