阪神・岡田彰布オーナー付顧問(67)が14日に宜野座キャンプ第一弾視察を終え、報道陣の取材に応対。〝無双右腕〟が開幕絶望的となった中で、チームのリリーフ右腕不足を嘆いた。

 チームに激震が走ったのは11日の紅白戦。石井大智投手(28)が左アキレス腱を損傷し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場の夢が断たれただけでなく、今季のブルペン構想にも大きな穴が空いた。

「こんなん、予測できないことやからな。ケガ人はある程度、準備せなあかんけど、おーん。大きすぎるわな。チームにとってもそうやし、WBCもあったわけやし。ほかでカバーするしかないもんな」(岡田顧問)

 連日ブルペンにも足を運び、虎投手陣の状態を確認していた前監督。「いやぁ、右(投手)はもうひとつやなあ」と率直な評価を口にした。さらには即戦力として期待される助っ人投手にも言及。「一番手っ取り早いのは外国人やけどなあ。アレ(ラグズデール)は(13日のライブBPで)変化球投げたらほとんどワンバウンドばっかりやったもんなあ」と苦笑いを浮かべた。

 昨季、国指定の難病「黄色靱帯骨化症」から一軍に復帰し、今季は完全復活が期待される湯浅京己(26)についても「ボールしんどいで。この前も具志川で見たけど、ボールがな、いい時の感じというか、俺はいい時見てないからな。だから波がありすぎるよな」と厳しい評価を口にした。

 また、昨季6月には石井が頭部にライナー性の打球を受け、離脱した直後に悪夢の7連敗。岡田顧問は「悪いこと考えてしまうよな」としつつ「そこで慌てるんじゃなしにやな。それを補える戦力を作っとかなあかん。いてる、いてないちゃうねん。作らなあかんからな。わかりきってることやから、これ」と新戦力育成の必要性を説いた。

 1年を戦い抜くための〝備え〟の大切さを説いた岡田顧問。2リーグ制後初の連覇を目指す藤川球児監督(45)にとっても、重みのある言葉となりそうだ。