二刀流のラストチャンスだ。日本ハム・山崎福也投手(33)が6日に千葉・鎌ケ谷の二軍施設で自主トレを公開した。
オリックスからFA移籍して3年目となるシーズンを前に、球団は昨季まで2年連続でパ・リーグ最多勝に輝いた有原航平投手(33=前ソフトバンク)を獲得。同学年のライバルの加入によって先発陣の厚みがさらに増し、山崎は「本当に頑張らないといけないなって思っています。ただ、先発としてブレずにやっていきたいので。(目標は)チームとしては日本一。個人としては全ての数値をキャリアハイで残せるように、という気持ちでやっていきたい」と語った。
ただ、ローテ確保に悲愴感を漂わせる背景には別の理由もある。今季の交流戦で投手として出場し「一発を放つ」という目標とともに、自身が持つ安打記録を更新したい思いがあるからだ。
山崎はプロ入り前まで打者としても活躍。日大三高時代には春のセンバツで1大会最多タイとなる13安打を記録するなど、非凡な打撃センスを誇る。プロ入り後も投手でありながら、交流戦を中心に巧打を披露。現在まで交流戦5年連続安打(2021~25年)のパ・リーグ投手最長タイ記録を保持している。
だが、27年シーズンからセ・リーグもDH制を導入するため、投手として打席に立てるのは今季が最後となる可能性が高い。パの2球団でプレーしてきた山崎はプロ11年で0本塁打。野望を果たすためにも、まずはローテを守り続ける必要がある。
「今年の交流戦が最後のチャンスなので。何とかホームランですね。もちろん本業(投手)を優先しますが、そこも意識してやっていきます。(交流戦の)6年連続安打も気になってたんで。6年打てば(球界単独の)1位ですし。(打撃の)練習はあまりできないと思いますけど、ホームラン…打ちたいですからね」
昨春のキャンプでは新庄監督の勧めもあって打撃練習も行ったが、今春は予定されていないという。それでも山崎は「一応、バットとかは持っていく」。偉業を達成し、不滅の記録を打ち立てるのか注目される。













