カナダのヒーローなのに…。ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(36)が母国の子供たちから散々になじられる映像が話題を呼んでいる。

 フリーマンが訪れたのはある施設の一室。子供たちがいる部屋に「僕だよ。フレディ・フリーマンだ」と意気揚々と足を踏み入れたのだが、子供たちはけげんそうな表情…。そればかりか女の子には「ここに来られるなんて、ずいぶんわ図々しいね」と罵倒され、フリーマンは「僕はただうれしくて誇らしい気持ちでいっぱいだから、会いに来ただけなんだ」と必死に弁明した。

 しかし、ドジャースでワールドシリーズ連覇を果たした男の言葉は一切響かず「出て行け!」とののしられ、ぬいぐるみを投げつけられる始末…。フリーマンはかわしたものの「Boo!」とブーイングを浴びせられ、またしても女の子に「日差しと渋滞の世界に帰れ、このバカ野郎」と散々に言われ、男の子には「お前がすべて台無しにした」とキツ~い一発も食らった。

 トロントに本拠地を置くブルージェイズは、ドジャースとのワールドシリーズに敗退。32年ぶりの栄冠を逃したとあって、次第に大きくなる「レッツ・ゴー・ブルージェイズ」のコールの前にはフリーマンも、そそくさと退散するしかなかった。

 実はこれは「シックキッズ財団」のCM。息子のマックスくんが希少な神経疾患「ギランバレー症候群」の治療を受け、フリーマン夫妻は小児病院に100万ドルを寄付するなど福祉活動を行っている。同財団はフリーマンへの感謝を伝えており、地元紙「トロント・サン」は「明らかに仕組まれた広告だったが、ワールドシリーズを連覇中の王者と新たなライバル関係が生まれたという感情は確かに残っている」と報じた。

 フリーマンはブルージェイズを撃破した宿敵の一人でもあるが、来年3月に開催されるWBCにはカナダ代表で出場する見込み。同紙も「最も重要な選手の一人」と評している。