ドジャース・大谷翔平投手(31)の来年3月のWBC参加が決まったが、今後の参加者の増加が懸念されている。

 現在、大谷のほかに候補と見られるのは日本の山本由伸、佐々木朗希、米国のムーキー・ベッツ、ウィル・スミス、ドミニカ共和国のテオスカー・ヘルナンデス、韓国のキム・ヘソン、カナダのフレディ・フリーマン、キューバかメキシコ代表での出場を希望するアンディ・パヘスら9選手。世界一軍団とはいえ、開幕を控えて〝大量離脱〟となればシーズンに大きな影響を及ぼしかねない。

 ロバーツ監督は「出場を応援します。WBCがどれほど選手、国にとって重要であるか理解している」と話す一方で二刀流の大谷について「投球は腕に大きな負担がかかる」と心配を募らせ、球団として制限をかける可能性もあると見られる。

 山本も今季は30試合の登板で投球回数も173イニングを超え、ポストシーズンでも最後までフル回転した。いかに鉄腕でも約1か月前倒しして状態をMAXに持ち上げるのは簡単ではない。開幕に遅れるだけでなくケガのリスクもあり、3連覇を狙うドジャースにとって大きな懸念事項だろう。

 米メディア「ドジャーブルー」のジェフ・シュピーゲル氏は「参加はドジャースにとってよくない。日本人選手だけに限ったことだけではない。ベテラン選手にとって何もメリットもない。全ての選手に負担をかける」としながらも「日本にとっては最大のイベントで〝スーパーボウル〟のようなもの。球団とどのようにバランスを取るか、とても興味がある」と話している。

 しかし、SNSでは選手派遣を歓迎する一方で「課外活動はいっさい控えるべきだ3連覇を目指すならなおさらだ」「オフの時間が短くなってチームにとってマイナスになる。勝つための集中力とエネルギーを失ってしまう。日本人選手のことだけではない」「ロハス、グラスノー、スネルも入れたらどうなるのか。WBCとシーズンの両立は簡単でない」「他球団は出ろって思っているよ」と不安視する声もあふれ返っている。

 スター軍団ゆえの問題だが、他球団にすれば少しは戦力均衡化につながるのかもしれない。