ドジャースがワールドシリーズ(WS)連覇を果たした立役者の一人に、フレディ・フリーマン内野手(36)が挙げられる。

 昨年は満身創痍の中、WS史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打を放ってシリーズMVP。今年は延長18回までもつれ込んだ第3戦で、バックスクリーンにサヨナラソロを叩き込んで死闘に終止符を打った。今季は自宅の風呂場で転倒するアクシデントにも見舞われたが、最終的に147試合に出場して打率2割9分5厘、24本塁打、90打点。OPSも.869で昨季の.854を上回り、健在ぶりを見せつけた。

 ドジャースに加入して今季で4年目。2017年からドジャースに在籍するマックス・マンシー内野手(35)は、2日(日本時間3日)に公開された米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」で、衰え知らずの鉄人の裏側をこう明かした。

「フレディはいつも自分のスイングがダメだと思っているのに、シーズン終了時には打率3割を叩き出すんだ。それがフレディのやり方。彼の思考回路はそういうものなんだ。常にスイングのどこかを修正すべきだと思っている」

 どんな好結果を出そうが満足することはない。飽くなき向上心こそがフリーマンを支えているという。今季終了時でMLBでの〝生涯打率〟はちょうど3割だ。ただ、マンシーは「彼を史上最高の一塁手の一人にしているのもそこだ」と守備面でも同様の思いを抱き続けているとみている。

 フリーマンはベテランとなっても試合前のハンドリングの基礎練習を欠かさない。そうした地道な努力があり、今年の地区シリーズ第2戦では大ピンチを好守で救った。3点リードが救援陣の乱調であっという間に1点差となり、9回一死一、三塁の場面で二塁手・エドマンの送球がそれた上にワンバウンド。しかし、フリーマンは体勢を崩しながらもミットに収めたボールを離さず、どうにかゲームセットに持ち込んだ。

 フリーマンは来年9月で37歳を迎えるが、チームの3連覇へ攻守のキーマンとなることは間違いなさそうだ。