ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)の価値がMLB1年目から急騰している。
3、4月の全日程を終えて村上は出場した31試合でア・リーグトップタイの12本塁打を記録。二塁打と三塁打は奇跡的に「0」で、長打が出ればすべて本塁打になるという不思議な現象も起き、米メディアからの関心もますます高まっている。昨オフの移籍市場では空振り率の高さなどが懸念され、契約は2年総額3400万ドル(約53億円)と比較的小規模で収まった。しかし、それまでの低評価を吹き飛ばし、すでに〝おつり〟が来そうな勢いで米球界を席けんしている。
そんな村上には弱小球団と化していたホワイトソックスを変える救世主としてだけでなく、MLBのシーズンを熱くする別の価値も見い出されている。
米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者、ジェフ・パッサン氏は30日(日本時間1日)、「MLBの各球団は彼が空振りしやすい傾向を懸念し、FA市場での評価が急落した」と振り返りつつ「シカゴ(ホワイトソックス)の2年総額3400万ドルの契約は実に見事な決断だった」と報じた。その理由は「今後15か月のどこかで、彼はここ数年で最も価値がある野手トレードの切り札となる可能性があるからだ」と説明している。
契約が高額であれば、獲得に動こうとする球団も二の足を踏む。その点、村上の場合は〝安価〟でワールドシリーズ優勝を狙うチームも腰を上げやすく、戦力として求める球団からオファーも届きやすくなる状況だ。米メディア「クラッチ・ポインツ」も「ホワイトソックスにとってまさに掘り出し物になりつつある。チームがワールドシリーズ優勝候補になるには程遠い状況だが、村上がロースター入りしているかどうかにかかわらず、(新チームの)目標達成に貢献する可能性がある」と踏んでいる。
トレード市場が活発になるのは夏場以降だが、すでにMLBに通用する戦力としてみなされている村上にとっては一種の〝名誉〟。10月には栄光のトロフィーを高々と掲げているかもしれない。











