野球評論家の高木豊氏(67)が16日、楽天の新監督に昨季までロッテで指揮を執った吉井理人氏(61)が就任するとの報道を受け、自身のYouTubeチャンネルで持論を展開した。

 成績不振に陥っていた楽天では10日に三木監督が休養し、塩川ヘッドコーチが監督代行に昇格した。ここから事態は急展開を見せ、高木氏は「1週間で代えるというのは言葉は悪いかも分からないけど、浅はかだなと思うよ」と指摘。シーズン途中で監督を外部招へいする異例の自体に「それだったら石井GMが(西武の)渡辺GMと同じように自分が現場に降りて。任命責任だってあるでしょう。自分が指揮を振るうとか、自分が連れてきた外国人とかたくさんいるわけだから。そういう方が賢明の策だったと思う」と疑問を呈した。

楽天・石井一久GM
楽天・石井一久GM

 楽天球団が吉井氏に白羽の矢を立てたことについては「楽天の投手力は他球団に比べるとちょっと落ちる。だから、吉井監督を持ってきた。この意図は分かる」と一定の理解を示したが、監督代行がすぐさま交代することに「1週間で据えたというのはちょっとな。(吉井氏はチームの)内情は分からないと思う」と語った。

 また、吉井氏に対しても「俺、よくやるなと思って。楽天の監督の給料って、だいたい一律で決まっているんだよね。それ(プロ野球の)外でも稼げるよね、みたいな。(前監督が)ああいうふうな切り方をされるんであれば、やんない方がいいと思うんだけどね。だって、外でメシを食う時間の方が長いよ。監督をやると、人脈とかいったん切れるからね。監督の切られ方によっては、取り返しがつかないようなことにもなるよね。ちゃんと保証してもらったのかな」と心配し「(今年の)オフになって(吉井氏も)解任だってなると、おい、何だということになるでしょ。3年契約だったら3年契約は守ってくれるのか」と止まらなかった。

楽天の新監督就任が報道された吉井理人氏
楽天の新監督就任が報道された吉井理人氏

 随所に不信感をにじませながらも、高木氏は最後に「よく分からないけど、決まった以上は頑張ってほしいと思うよ。ただ、吉井がやってくれるって考えた時点で、それなりの誠意を尽くしてほしいと思うよ。よく受けたと思う。途中からなるなんて、1ミリも考えてなかったよ。それぐらいの覚悟を持って吉井監督も引き受けたんだろうから、大事にしてあげないといけないよ」と球団側に配慮を求めていた。