ドジャースの大谷翔平投手(31)は29日(日本時間30日)に本拠地ロサンゼルスでのブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第5戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打だった。チームは1―6で敗れた。対戦成績は2勝3敗となり、王手をかけられた。

 先頭から2者連続弾で0―2の初回先頭は右腕イエサベージのカウント2―2からの6球目、外角の95・4マイル(約153・5キロ)のフォーシームを引っ掛けて投ゴロに倒れた。

 1―2の3回二死無走者はカウント2―2からの5球目、外角低めの84・9マイル(約136・6キロ)のスプリットにバットは空を切った。

 1―3の6回先頭はカウント1―2からの4球目、真ん中の87・6マイル(約141キロ)のスライダーを強打。角度17度、打球速度117・3マイル(約188・8キロ)の弾丸ライナーは右翼手バージャーがダイビングキャッチ。超満員のファンはタメ息だ。

 1―6の8回二死一塁は2番手の右腕ドミンゲスの初球、真ん中の86・1マイル(約138・6キロ)のスプリットに一ゴロ。痛烈な当たりだったが、一塁手ゲレロの正面だった。

 WS第4戦を終えた時点でドジャース打線は打率2割1分4厘、17得点、得点圏打率2割7厘と絶不調。ついに打線を組み替えた。4戦目まで大谷―ベッツ―フリーマンの並びだったが、2番にスミスを入れた。また、下位打線もテコ入れ。ポストシーズン14試合で4安打、打率8分のパヘスを外し、コールを「9番・左翼」で起用した。しかし、1~4番は1安打8三振。課題の下位打線も7番マンシー、8番E・へルナンデス、9番コールで出塁したのは3回に左越え本塁打を放ったE・ヘルナンデスと8回にコールが四球を選んだだけ。

 第1戦で6回途中5失点のスネルが雪辱を期して先発したが、1―3の7回に安打と四球、さらに2暴投で二死一、三塁で降板。2番手の右腕エンリケスが四球になったボールが暴投となり、1失点、さらに適時打で2点目を失った。3番手の左腕バンダも8回、先頭打者に安打を許すと暴投で走者を二塁に進め、一死三塁で適時打を浴びた。この3点は防げただけに悔やまれる。

 ここまで5試合、ドジャースの18得点に対して、ブルージェイズは29得点と完全に打ち負けている。31日(同11月1日)の第6戦は熱狂的ファンが待ち構えるに敵地トロントが舞台。昨年、3戦突破のパドレスとの地区シリーズで1勝2敗と王手をかけられた際、大谷は「1勝2敗というのも考える必要もない。単純に2連勝するゲームだと思えばいい」と強調。第4、5戦に先勝して勝ち抜き、WS制覇した。

 第6戦に先発する山本由伸投手(27)を援護するには先手が必要だ。WS初、ポストシーズン3本目の先頭打者弾で勢いをつけて逆王手。第7戦に持ち込む。