阪神・中川勇斗捕手(21)が3日、中日戦(バンテリン)で先制の2号ソロを放ち存在感をアピールした。ゲームは逆転で2―5と敗れ、マジックも「6」と足踏み。敗戦の中でもキラリと光る打棒に、名古屋の虎党も気持ち的に少し救われたことだろう。
中川は7番・左翼でスタメン出場。3回、先頭打者として迎えた第1打席で左腕・大野の1ストライクからの2球目、高めのカットボールを思い切りよく引っ張った。打球は左中間席最前部に届く先制の2号ソロ。プロ2本目の本塁打は、くしくも初本塁打を放った場所と同じバンテリンドームナゴヤ。8月7日の同カードで金丸から左越えソロを放って以来のアーチとなった。
ただ、3点ビハインドで迎えた8回一死満塁で三ゴロ併殺に打ち取られたとあって、試合後は悔しさをにじませた。「あそこで打たないと意味ないんで。チャンスで打てなかったのが悔しかったです。チームに貢献することだけを考えている。自分の経験とか考えてない。ゲームに勝ちたいと思っているので、いい経験だとは思わないです」と厳しい表情で帰りのバスに乗り込んだ。
また、森下翔太外野手(25)は初の大台突破となる20本塁打をクリアした。3点を追う6回、先頭打者として大野から3ボールナッシングからの直球を左越えソロ。プロ入り初のバンテリンドームでのアーチに「広い球場で打てなくて、自分自身もあんまりイメージの湧かない球場だったけど、1本出たことで感覚として残ってます」と手応えを感じたようだ。
連勝ストップでマジックを減らすことはできなかったが、藤川監督は「また明日からどんな姿を見せてくれるかな」と、敗戦は意に介さず次戦に視線を向けていた。












