巨人のドラフト1位ルーキー・竹丸和幸投手(24)が17日のDeNA戦(東京ドーム)に先発し、6回5安打無失点の好投でリーグトップに並ぶ5勝目(2敗)を挙げた。

 開幕からローテーションを守り、リフレッシュ休養明けとなったこの日もスコアボードに「0」だけを並べた。最少リードの中、4回から6回まで得点圏に走者を背負っても粘り、味方の好守備にも救われて最後まで本塁を踏ませなかった。

 竹丸は「体の状態はすごく良かった」と休養の効果を込め「思ったところに投げれたことが一番よかったかなと思います」と納得の表情。阿部慎之助監督(47)も「ナイスピッチング。大事なところでのコントロール、変化球をどう操るか。そこは今日はできてたんでいいピッチングにつながったんじゃないかなと思います」とたたえた。

 新人で開幕投手という大役を任され、ここまで登板した7試合で黒星を喫しても引きずることなく、課題だけに目を向けて前進してきた。休養中には「1か月ちょっとやって、中6日は意外と早いなと思いますし、まだ1か月しかたってないのかとも感じます。それも含めて1年間ローテを回るのは大変なことだと感じました」と未知の世界の難しさを口にした一方で「日常生活は全然変わんないですね。野球のことを全く考えない時もあります」とサラリだった。

 その切り替え術の一端が見えたのがオフの過ごし方。私生活では2001年に連載が開始された全74巻もある人気漫画「BLEACH」を開幕後の慌ただしい時期から電子書籍で読み始めた。理由は「何となく」。すでに読破した同僚の赤星と会えば進ちょくを報告し、現在は「22巻くらい」まで読み進んだそう。何もかもが新しく大変なルーキーイヤーもゴーイング・マイウェイを貫いている。

 マウンドを降りれば死神バトル漫画に没頭。野球漬けになり過ぎないスイッチの入れ替えも武器なのかもしれない。球団関係者も「間違いなく強みでしょうね。気にし過ぎる性格よりかは鈍感力が必要な世界ですから」と証言。大物ルーキーの飛躍を期待している。