仲間割れか――。WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、まさかの事態に見舞われた。
7月13日のPLEで女子世界王座をナオミに奪われた。3日「サマースラム」では、リア・リプリーを交えた3WAY戦で王座奪回に失敗。11日(日本時間12日)のロウ(カナダ・ケベックシティー)では王者ナオミとシングルでの再々戦が決まっていた。
ところが、大会直前にWWEは「ナオミは医学的な理由で試合出場が認められず、予定されたイヨ・スカイとの試合は行われない」と緊急発表。詳細は不明だが、負傷などで医師からの出場許可が下りなかったため王者が欠場となり、イヨとの防衛戦は突如中止が決まった。
選手のコンディション管理には厳格なWWEならではの展開だったが、イヨは納得できず、バックステージでアダム・ピアースGMに不満をぶつけた。GMは王者の状態がわかり次第、知らせると約束。ここで「ザ・ジャッジメント・デイ」のラケル・ロドリゲスとロクサーヌ・ペレスがイヨに絡んできた。イヨは受けて立ちロクサーヌとの一騎討ちを要求。ピアースGMもこれを認めた。
急きょロクサーヌ戦に臨むことになったイヨの前に、アスカ&カイリ・セインのカブキ・ウォリアーズが現れた。ユニット「ダメージCTRL」で仲間だった2人は、ラケルの介入に対抗するためセコンド出陣を買って出た。だがイヨはこれを断り「一人で大丈夫」と告げた。カナダの観衆から「イヨ・スカイ!」の大チャントが上がる中、序盤から前タッグ王者ロクサーヌと一進一退のハイレベルな攻防を展開。イヨは場外へのスプリングボード式ムーンサルト弾で、セコンドのラケルも吹っ飛ばした。
とどめのムーンサルトプレスは、イヨの左ヒザがロクサーヌの胸を直撃。イヨもダメージを負ったところで、ラケルがエプロンに立ってレフェリーを引きつけると、ロクサーヌはターンバックルを外し出した。イヨのピンチにアスカとカイリが駆けつけ、エプロンでロクサーヌを抑えつける。ここでイヨの突進はロクサーヌにかわされた上に、背後から押されてアスカ&カイリと衝突。ロクサーヌから後方に丸め込まれ、反則でタイツをつかまれたまま3カウントを献上した。
援護が裏目に出ての敗戦に、イヨもアスカもカイリもぼうぜん。バックステージでは「助けになってないよ、負けたじゃん」というイヨと「なんでやねん、助けようと思ってたのに、ごめんって」と主張するアスカが口論に…。しまいには〝女帝〟がキレて「うるさいって、ボケ! なんやねん、コラ!」と怒鳴りつけ、何とイヨを突き飛ばした。ダメージCTRL解散後も友好関係を保っていたイヨとアスカに、突然亀裂が入った。
カイリもアスカを追ってその場を去ったが…この日の〝逸女〟はなぜかひたすら忙しい。今度は31日(日本時間9月1日)のPLE「クラッシュ・イン・パリ」(フランス)で、女子世界王座に挑戦するステファニー・バッケルが挑発してきた。最後は宿敵リアが姿を見せ「アスカとカイリは信頼できるの?」とライバルを揺さぶる。イヨは「2人を友だちだと思っていたのに、何でそんなこと言うの? もう関わって来ないで!」と言って立ち去った。
イヨを取り巻く状況は二転三転どころか、複雑極まりない。果たして、逸女は女帝とこのまま決別するのだろうか?
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。














