阪神は29日のDeNA戦(甲子園)に1―5で完敗し連勝は3でストップ。ダンゴ状態が続く混セから一歩抜け出すチャンスを逃し、2位・巨人とのゲーム差は、1まで再び縮まった。
勝敗を分けた「1球」のジャッジに、右腕も指揮官も無念をにじませた。阪神先発のデュプランティエは6回までを、牧のソロアーチのみに抑える快投を披露。1―1の同点と、ロースコアのジリジリとした展開で踏ん張り続ける中、舞台が暗転したのは球数が90を越えた7回だった。
連打と四球で二死満塁のピンチを迎えたデュプランティエは、代打・宮崎と対峙。フルカウントまで持ち込み投じた6球目は膝元ギリギリを突くスライダーだったが無情にもボールと判定され痛恨の押し出し四球。日頃はフレンドリーかつ紳士的な態度を貫く虎の好漢も、球審のジャッジに対し不服そうな態度を隠すことができなかった。
1―2と勝ち越しを許したことで気落ちした右腕は、次打者・石上にも左前2点適時打を許し、スコアを3点差にまで広げられ万事休す。この回限りでマウンドを降り、無念の敗戦投手となってしまった。
試合後、報道陣の取材に応対した藤川球児監督(44)は紙一重の攻防を分けた判定を「素晴らしくいいところに行った1球だった。(ストライクかボールか)どちらに判定されてもいいボールでした。結果が押し出し(四球)という形でしたけど素晴らしい1球でした」と言葉を選びながら振り返る。「また明日ですね」と自身に言い聞かせるように次戦へ目を向けた。
デュプランティエ本人も「判定は判定なので。しっかり自分が思い切ったボールで決めきろうとしたところでストライクを取れなかった」と無念の表情。「次は自分の仕事をしたい」と挽回を誓った。













