頂への道は険しい…。フィギュアスケートの世界国別対抗戦2日目(18日、東京体育館)、男子フリーが行われ、2022年北京五輪銀メダルの鍵山優真(21=オリエンタルバイオ・中京大)は168・93点で5位。今季最終戦で改めて課題が浮き彫りとなった。
今季苦戦続きのフリーで、またしてもミスが目立った。冒頭の4回転フリップ、2本目の4回転サルコーで転倒。後半は大きなミスなくまとめ、華麗なステップシークエンスなどを見せたが、得点を伸ばせなかった。演技後には「来季自分がどういうパフォーマンスをしたいか、目標をもう一回立て直さなきゃいけない」と表情を曇らせた。
3月の世界選手権はフリーで10位と失速して銅メダル。ライバルで世界選手権2連覇のイリア・マリニン(米国)との差はショートプログラム終了時点で約3点だったものの、合計点では約40点にまで開いた。フリーの完成度が結果を大きく左右するだけに、フィギュア関係者からは「今季はフリーで完璧な演技ができていない。これでは真のエースにはなれないし、26年ミラノ・コルティナ五輪での金も難しい」との声も上がっている。
もちろん、鍵山も厳しい現状は自覚。勝負の来季に向けて「ゼロからのような気持ちで、初心に返って何もかも忘れて、純粋にスケートができたら」と根本から見つめ直す構えだ。












