オリックス・平野佳寿投手(41)が9日のソフトバンク戦(京セラ)で、1点リードの9回から5番手で登板。山川穂高内野手(33)に痛恨の逆転3ランを浴びた。

 平野は先頭打者の周東にしぶとく中前へ運ばれて出塁を許すと、佐藤直の犠打で一死二塁。そして中村晃に四球を与えて一、二塁としてしまい、打席には鷹の主砲を迎えた。その初球だった。フォークが高めに入ったところを見逃してもらえず、打球は左翼席へ一直線。ひと振りで試合をひっくり返され、なおも正木に中前打を許してマウンドを井口に譲った。

 幾多の修羅場をくぐり抜けてきたベテラン右腕は今季で17年目。3日のロッテ戦(ZOZOマリン)ではNPB通算250セーブも記録したが、火事場のマウンドはやはり何が起こるか分からない。

 平野が走者を出し始めた時点でXでは「平野劇場」がトレンド入り。ファンの間では「平野劇場開演」などと盛り上がりも見せていたが、一死しか奪えずに降板となり「劇場どころか逆転されてる」「劇場失敗」「閉演!」「強制閉幕!」とファンも〝撤収〟していった。

 結局、チームは9回だけで5点を失い、打線は最後の攻撃で3点を返したが、あと一歩及ばず9―10で連敗。平野は今季初黒星を喫する結果に終わった。