虎ブルペンに暗雲が垂れ込めている。阪神は13日のオリックス戦(京セラ)に6―3で勝利し、連敗を4で止めた。

 ようやく嫌な流れを断ち切った一方で、痛すぎるアクシデントも起きた。7回から2番手で登板した畠世周投手(32)が、太田への3球目を投じた直後、右手を挙げて異変を訴えて緊急降板。試合後に藤川球児監督(45)は「右手中指の違和感」と説明し、出場選手登録抹消を明言した。

 離脱者は畠だけではない。11日のソフトバンク戦では、湯浅がマウンド上で右足首を捻挫。翌12日に出場選手登録を抹消されていた。さらにこの日、門別も体調不良で一軍を離れ、リリーフ陣が一気に登録抹消となるまさかの事態となった。

 昨季の阪神は強固なリリーフ陣を武器に接戦をモノにし、史上最速のリーグ優勝を達成。しかし、今季は離脱者や選手の不調も重なり苦しいやりくりが続いている。昨年最強セットアッパーとして君臨した石井は、左アキレス腱断裂で長期離脱中。及川、桐敷も本来の状態とは言い切れず、ブルペン全体に余裕はない。

 そんな中での3人同時離脱は、首脳陣にとって頭の痛い事態だ。リリーフの枚数が減れば先発陣への負担も増え、継投策にも影響が出かねない。

 開幕からここまで何とかやりくりしてきた猛虎軍だが、ここにきて台所事情は一気に厳しさを増している。連覇を狙う長いシーズンを乗り切るためにも、代役の奮起と離脱者の早期復帰が待たれそうだ。