ツバメの新たな「扇の要」が、夢舞台で確かな存在感を刻んだ。28日の「マイナビオールスターゲーム2026」第1戦(東京ドーム)で、全セのヤクルト・古賀優大捕手(27)が「8番・捕手」で先発出場した。

 この日はチームメートの山野が先発。シーズン前半の快進撃を支えた〝燕バッテリー〟が球宴でも実現した。山野が「いつも通りやろうって話をしました」と明かした通り、古賀は息の合ったリードで好投を演出。98キロのスローカーブなど球宴ならではの配球も交え、左腕を2回3安打無失点に導いた。その後も井上(巨人)―東(DeNA)―大野(中日)と、5回までタイプの異なる投手陣をリードした。

 プロ10年目でつかんだ初の球宴切符。今季から選手会長を務め、名実ともにヤクルトの〝要〟となった古賀には、追い続ける背中がある。22日の中日戦(神宮)で中村悠平捕手(36)が自打球を右目に受けて負傷。24日の手術は無事終了したが、戦列を離れている。古賀は「憧れの先輩でもあり、越さないといけない相手でもある。自分が先頭に立ってやっていかないといけないという思いもある」と覚悟を口にしていた。

 背番号2について、チーム関係者は「(古賀)優大は選手会長になって、去年とはまた違う力をつけてきている。自分のことも、責任感も、振る舞いも。周りの選手への声かけだったりっていうところは、裏でもやっていると思う。自分のことをしっかりやりながらも、オールスターに選ばれてますからね」と成長に太鼓判を押す。

 一回りも二回りもたくましさを増した古賀。初球宴の経験を、さらなる飛躍へつなげる。