オリックス・平野佳寿投手(41)が3日のロッテ戦(ZOZOマリン)でNPB通算250セーブに到達した。3―2で迎えた9回、5番手でマウンドに向かうと二死一、二塁のピンチを招く〝平野劇場〟を演じたが、続くルーキー・西川を宝刀のフォークで空振り三振に仕留めた。

 17年目のベテランは、周囲への感謝を口にしながら「みんなが頑張って僕につないでくれた。絶対に勝つというつもりでマウンドに上がった。今年は優勝を奪回できるように頑張りたい」と力を込めた。2023年には日米通算250セーブを達成。名球会入りを果たしながらも昨季は故障に泣かされた。登板数も12試合にとどまり、5500万円の減俸を受け入れ、推定年俸1億6500万円で今季に臨んでいる。

 限界説も流れるが、苦楽をともにした同期入団で〝盟友〟でもある岸田監督を男にするため、あくなき挑戦を誓っている。

 球団フロントも将来の生え抜き指導者として全幅の信頼を寄せる。17年オフに海外FAでダイヤモンドバックスに移籍した際にも快く送り出し、ホットラインを継続した。20年はマリナーズに移籍したが、コロナ禍で苦境に立たされ、21年2月にオリックスに復帰。そして空けていた背番号16のユニホームに再び袖を通した。

 ブルペンでは若手の目付け役であり、イジられ役。球団関係者は「誰からも愛されるし、これからも長く現役を続ける生きたお手本でいてほしい。年齢を思えば体の手入れも大変だけど、周囲は勉強になることばかり。指導者になる申し分のない人材ですよ」と期待している。