オリックスが大方の予想に反して首位を走っている。8日のソフトバンク戦(京セラ)こそ反撃が及ばず2―5で敗戦。それでも森や山下ら主力をケガで欠きながら、開幕から3カード連続勝ち越しの大健闘だ。

 春の珍事か、実力か…。チーム関係者は「オープン戦で結果を度外視して調整に徹したのが大きい」とみている。オープン戦はわずか3勝で単独最下位。いくら勝敗は関係ないとはいえ、開幕ダッシュのバロメーターとなり、下馬評にもつながる。

 その中でオリックスはほぼBクラスの低評価につながっていたが、ふたを開けてみれば痛快すぎる快進撃。「首脳陣が結果を一切気にしなかったのがすごい。若手を含めてオープン戦でしっかり調整させたことがこの結果につながっている」という。

 岸田護監督(43)と選手の距離感が近いこともプラスに働いている。コーチ時代からお兄ちゃん的な存在で慕われ、監督になっても接し方は変わらない。選手は岸田監督を語る時、今も親しみを込めて「マモさん」と呼んでいる。

 チーム関係者は「監督になっても何も変わらないですよ。謙虚な態度のままだし、変わらな過ぎて周りが逆に気を使うほど。コーチと選手の関係がそのまま続いている感じじゃないですか」と良好な関係性こそが好調の要因と分析する。

 さらに、今後についても「ケガ人が多くいてもこの成績を残せている。これから徐々に戻ってくれば、もっとチームが安定してくるはず」と期待を膨らませる。連勝こそ「6」でストップしたが、ムードは良好だ。