ソフトバンクは10日のロッテ戦(みずほペイペイ)に8―3で大勝した。先発の前田悠が5回2失点の粘投で本拠地初勝利を挙げれば、攻撃陣では周東が本盗を決めるなど2安打、2打点、2盗塁、栗原もリーグトップタイとなる10号ソロを放った。
こうした中、小久保裕紀監督(54)が目を見張る活躍を見せたのが「9番・二塁」で先発出場したプロ2年目の庄子雄大内野手(23)だ。3、5回と得点につながる安打を放ち、8回の右前打で初の猛打賞を記録。17打席と限られた出場機会ながらも打率4割2分9厘で、指揮官も「こんな少ないスタメンでよくこんな早い時期に猛打賞を打ったと思う」と高く評価した。
今季の庄子は代走、守備固め要員として開幕一軍入り。初スタメンまで31試合を要したが、そこから5試合中4試合で先発出場と、少ないチャンスでアピールを続けている。現在の一軍メンバーには少ない機動力を武器とするタイプだけに、周東が「僕は毎回庄子にジェラシーを感じながら、刺激をもらいながらやっている」と言えば、小久保監督も「9番、1番で(チームの)空気を変えたのは事実。足でこんなに空気が変わるんだなと思った」と語った。
この日は庄子が出場したことで柳町がスタメンから外れた。牧原大が内外野をこなせることもあり、存在感を示せば内野だけでなく外野も含めて競争意識を刺激する存在となり得る。首脳陣も「今宮もうかうかしていられないし、(全体に)いい刺激になる」と期待をかけている。
昨季はケガ人が続出したタイミングで柳町、野村が台頭してチームの起爆剤となった。年間を通してスタメンの座をつかむことは容易ではないが、奮闘すれば間違いなくチームのプラスに働く。2024年のドラ2が今年の〝火付け役〟となるかもしれない。












