巨人は10日の中日戦(バンテリン)に9―4で逆転勝ち。連敗を「3」で止め、一夜にしてセ・リーグ3位に再浮上した。

 この日は序盤から点の取り合いとなり、1点ビハインドの6回二死二、三塁の場面で浦田が右中間へ試合をひっくり返す2点適時三塁打。8回に1点、9回には再び浦田の2点適時二塁打などで3点を挙げて突き放し、試合を決めた。

キャベッジ(左)とダルベック
キャベッジ(左)とダルベック

 阿部慎之助監督(47)は2回に先制適時打を放った平山、3安打4打点の浦田の活躍に「若い2人が頑張ってくれました。あれが貴重な勝ちにつながったと思います」と絶賛した。

 ただ、この日こそ12安打で大量得点となったが、連敗中の3試合では計22安打を放ちながらわずか4得点と決定力を欠いた。「打線は水物」と言われるように次戦以降も機能するかが鍵となりそうだ。

 そんな中で注目を集めるとみられるのが、来日2年目のキャベッジと新外国人・ダルベックによる〝ダブル大砲〟の打順だ。阿部監督は開幕からキャベッジを主に1番か2番、ダルベックは出場させた全試合で4番に起用している。2人が3、4番などで続けて並んだことは一度もない。

 その意図について、阿部監督は「どっちもジェラシーを出すから。ダルベックが打ったらキャベッジが力みあげちゃう。『俺も俺も』『俺が俺が』ってなっちゃうから。〝助っ人あるある〟だけど、2人の打順は離したほうがいい」と明かしている。

 一方で、チーム内からはかねて「あまりにも打線がつながらない期間が長引くようだと、大幅なテコ入れの可能性ももちろん出てくる。それは助っ人の2人も例外ではない」との声も出ている。今後の打線の歯車がかみ合うかどうかで、指揮官が〝力技〟を発動する可能性もゼロではなさそうだ。