ステージ4の食道がん(扁平上皮がん)で闘病していた、プロレスラーで東京・文京区議会議員の西村修さんが2月28日に都内の病院で死去した。53歳だった。

 生前の西村さんは、野球界のゴジラとも〝合体〟していた。2004年4月5日(現地時間)、西村さんはフロリダ州タンパのレジェンズ・フィールド(当時)でスプリングトレーニング中だった当時ヤンキースの松井秀喜を表敬訪問。同地に住居を構えていた「神様」カール・ゴッチさん(故人)の自宅に滞在しており、その足で親交のあった松井のもとに駆け付け「無我Tシャツ」をプレゼントし、固い握手も交わした。

2005年にも松井秀喜氏(右)と再会し、無我のTシャツを手渡した西村修さん
2005年にも松井秀喜氏(右)と再会し、無我のTシャツを手渡した西村修さん

 西村さんは当初、球場施設内に入れず右往左往していたが、その姿を見つけた松井が警備員に「ヒー・イズ・フレンド(彼は友達だ)」と説明。〝異色タッグ〟が実現すると西村さんは「ありがとうございます」と頭を深々と下げ、松井も「無我の魂、しかと受け取りました」と白い歯をのぞかせていた。