堂々たる走りを披露した――。陸上の大阪マラソン(24日、大阪府庁前~大阪城公園前)、25歳の近藤亮太(三菱重工)が2時間5分39秒で2位に入った。若林宏樹(青学大4年)が持つ初マラソン日本人最高記録を更新。さらに歴代5位のタイムも残して強烈なインパクトを残した。
空から降る雪を振り払うかのように勝負を仕掛けた。序盤から先頭集団でレースを進めると、30キロ過ぎでは折り返し地点を間違えるアクシデントに巻き込まれるも、冷静にペースを刻む。終盤は「足がつりそうだった。足が止まらないように、他の選手を見るというよりも自分との戦いでレースを進めた」と必死に自らを鼓舞。40キロ手前では一気に加速してトップに躍り出た。最後はイフニリグ・アダン(エチオピア)に屈したが、近藤への掛け声が飛び交う中でガッツポーズを見せてゴールへ飛び込んだ。
海外勢と対等に渡り合った近藤は「率直にうれしい気持ち。今まで本当に多くの方々のお力添えがあってこのスタートラインに立つことができた。多くの方々に感謝を伝えたい」と充実の表情。世界選手権(9月、東京・国立競技場)の参加標準標準記録(2時間6分30)も突破し、世界への扉をグッと引き寄せた点については「もし選ばれることがあるなら日本代表の名に恥じない走りをしたい」と意気込みを示した。
ただ、頂点にはあと一歩届かなかった。「まだ余裕があったので勝ちきってやるつもりだったけど、悔しい気持ち」と満足はなし。初マラソンで得た経験をさらなる進化につなげる構えだ。












