F1レッドブルで4連覇を果たすなど活躍したセバスチャン・ベッテル氏(38)が、26日に開催されたロンドン・マラソン(同市街コース)で初マラソンにして2時間59分08秒をマークし、3時間切りの快挙を達成した。

 英メディア「GPファンズはベッテル氏の快走を速報。「F1レジェンドのセバスチャン・ベッテルが驚異的なタイムの壁を突破。素晴らしいパフォーマンスを披露し、3時間という夢の壁を打ち破った」と伝えた。

 自身初の42・195キロに挑んだベッテル氏は、歴戦のランナーのような正確なペースを刻んでいく。5キロごとのタイムは20分35秒、21分13秒、21分41秒、21分10秒、21分09秒、21分26秒、21分10秒、21分32秒、そしてラストを9分12秒で上がり、3時間切りを達成した。

 この驚異的なパフォーマンスに「過酷な距離を通してメトロノームのようなペースを維持した」と同メディアは絶賛。「レースを通して驚くほど安定した走りを見せ、中間地点を1時間29分18秒で通過。後半を1時間29分50秒で走り切り、3時間の壁を突破した」と強調した。

 初マラソンを2時間台で走りきるという快挙に、ベッテル氏は「とても長く感じたが、初めての経験だったので、どんな感じになるのか全く予想がつかなかったよ。コース脇にこんなにたくさんの人がいて、みんながこんなに楽しそうにしているのを見て、本当に感動した。素晴らしい経験になったし、今でも興奮冷めやらない状態だね。完走できて本当にうれしい」と喜びを爆発させた。

 F1のレジェンドでありながら、なぜ今過酷なフルマラソンに挑戦したのか。「ずっとマラソンを走りたいと思っていたんだ。もちろん、これまでずっと体力を維持して、ランニングやサイクリングをたくさんしてきたので、そろそろ挑戦してもいい時期だとは思った。少し高めの目標を立てたが、それを達成することができた。3時間以内で完走したかったけど、それを実現できたね」と熱く語った。

「だから、とても満足しているよ。でも、それ以上に、やり遂げられたこと、そしてこの経験を実際に味わえたことがうれしい。ぜひ皆さんにもお勧めしたい」とすっかりマラソンの魅力に取りつかれたようだ。

 現役引退から4年がたって見せた驚異のパフォーマンス。F1界のレジェンドはアスリート能力の高さを改めてアピールする格好となった。