F1レッドブルで長年にわたってアドバイザーを務めていたヘルムート・マルコ博士(82)が2025年シーズン限りで退任した本当の理由を明かした。

 専門メディア「F1 OVERSTEER」はマルコ博士の退任について「アレックス・ダン(アイルランド)との裏取引やキミ・アントネッリ(イタリア)に関する発言で物議を醸したことが首脳陣を激怒させたのではないかと推測された」と伝えていた。しかしドイツ紙「DIE ZEIT」のインタビューに応じたマルコ博士は、そうした説を否定し〝真相〟を語った。

 同博士は「理由は、2025年に優勝できなかったことへの失望感です。そこから自分なりの結論を導き出したかったのです」と告白。エースドライバーのマックス・フェルスタッペン(オランダ)を5季連続チャンピオンに導けなかったことが要因とし「もし実現していればわれわれにとって5年連続のタイトル獲得となっていただろう。それを成し遂げたのはフェラーリのミハイル・シューマッハだけだ。本当に大きな失望だった」と振り返った。

 悲願の5連覇に再挑戦することには「冗談じゃない、そのころには90歳近くになっている」とし「私の仕事には情熱が必要だ。燃えるような熱意がなければ、それはただの苦痛となる」と語り、同シーズン限りで退任を決意したという。