F1メルセデスで内紛が起きると元レッドブルアドバイザーのヘルムート・マルコ博士が指摘した。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 メルセデスは今季ルール改正で各チームが苦しむ中でも3戦全勝。初戦オーストラリア・グランプリ(GP)でジョージ・ラッセル(英国)が優勝し、第2戦の中国GP、第3戦の日本GPをキミ・アントネッリ(イタリア)が制覇した。同紙も「メルセデスがドライバーズとコンストラクターズの両方で圧倒的な優勝候補なのは疑いの余地はない」という。

 ただし、元F1ドライバーでもあるマルコ博士はF1参戦2年目で2番手ドライバーのアントネッリが急成長を見せていることでチーム内でトラブルに発展する可能性があるという。同博士は「ラッセルは間違いなく経験豊富なドライバーだ。昨年、F1の舞台が欧州に移ってからアントネッリのパフォーマンスが著しく低下した」と分析。その上で2人のドライバーが年間王者を争う構図になることで「チーム内に緊張が生まれるでしょう」と指摘した。

同じ車に乗り込むアントネッリ(左)とラッセル(ロイター)
同じ車に乗り込むアントネッリ(左)とラッセル(ロイター)

 同紙はマルコ博士の見解について「両ドライバーは同じ車に乗って、どちらも優勝したいと思っている。同じニワトリ小屋に2羽の雄どりがいるとうまくいくことはめったにない。マルコ博士はメルセデスで内紛が起こると予測した」とし「2人のドライバーの激しい戦いが予想されるが、どちらも譲歩するつもりはない」と伝えていた。

 同紙によると、メルセデスでは2016年にルイス・ハミルトン(英国)とチームメートのニコ・ロズベルグ(ドイツ)が年間チャンピオンの座を巡って激しく争ったという。再び火花散る戦いが繰り広げられるのだろうか。