ソフトバンクの開幕ローテーションが急きょ変更になった。当初、本拠地開幕戦となる来月2日のロッテ戦(ペイペイ)は、和田毅投手(43)が担うはずだった。だが、左腕は26日の二軍戦で打球を捕球しようとした際に左手中指を負傷。大事に至らなかったが、その他の要因を含めた複合的判断で来週火曜日の登板を回避することが決まった。
全体練習(ペイペイ)が行われた27日、小久保監督は「こっちから止めた。(打球を受けた左手の)爪のこともあるけど、マメが次いったら破れる可能性があるので止めた」と説明。「2日は大関」と、代役に昨季の開幕投手を務めた左腕を指名した。投手全権の倉野チーフ投手コーチも「マメの方が深刻な状況だった。本人は責任感があるんで迷っていたが、僕は『それだったら絶対にやめた方がいい』と伝えた」と経緯を明かし、和田の心中を慮った。
全体的な調整遅れを懸念していた和田自身も、強行に4・2を目指すのが賢明ではないことを理解。首脳陣にその思いを伝えた上で、判断を受け入れた。ベテラン左腕は「監督に早く託されたのに、そういう調整ができなかった。監督に『本当に申し訳ない』と謝った。監督の方からも『逆に重圧をかけてしまって申し訳ない』と。この年にもなって、そんなことを監督に言わせてしまったことが本当に情けない」と、指揮官とのやり取りを明かした。開幕投手の有原とともに早々に立場を確約され、調整を一任されてきた左腕。プロ22年目の野球人にとって、それがどれだけ重みのあることかは理解している。ゆえに「情けない」という言葉が口をついて出た。
「なんとか早くチームの戦力になれるようにしたいし、そうならなければいけない」と前を向いた和田。今後は一軍に帯同しながら調整し、ファームでの復帰戦に臨む予定だ。












