巨人の砂川リチャード内野手(26)が13日の西武戦(ベルーナ)に「7番・一塁」で今季初出場し、2回に1号ソロホームランを放った。

 1―1で迎えた2回一死走者なしで今季初打席に立ったリチャード。相手先発・隅田の初球を見送ってから2球目、148キロの内角直球を捉えた。打球は左中間スタンド中段へ届き、決勝の今季1号となった。

 試合後には「(相手は)隅田なので、中途半端でいって打てるピッチャーじゃないっていうのは、ミーティングでも言ってました。本当にいいピッチャーなんで、自分がどうかしたくてできるピッチャーじゃないし、振ったら当たったって感じです」と敬意を示しつつ、喜びを口にした。

 リチャードは3月11日のオープン戦・ソフトバンク戦(みずほペイペイ)で2回に左手小指付近へ死球を受けた。福岡県内の病院で検査した結果「左第5中手骨骨折」と診断され、故障班に合流。5月に二軍戦に復帰後は15試合に出場し、打率2割8分2厘をマークしていた。

 実戦に立てない時間はリチャードをまたひとつ成長させた。「(これまで)休むほどのケガじゃなく済んでたことが多かったんで、あんま気にしてなかったんですけど、ケアも大事にしないとなって。落ち込むというよりかは、すごく自分と向き合うというか、阿部さんもずっと言ってたんですけど『それも含めてプロ野球選手だ』っていうのをずっと言ってたんで。だからリハビリからなるべく自分としっかり、体とも向き合いながら、ちゃんとプロとして意識しないといけないなっていうのはずっと思ってました」と、阿部前監督の教えと自身の状況がリンクし、思うように動けないなりにも実りのある時間になったという。

 この経験を踏まえ「朝に球場着いてからの体幹だったり、体を温めるじゃないですか。いきなり練習するのは体にとって負担がかかると思って、ちょっと動いてから入るっていう準備ですね、準備を大切に」と学びを明かした。