「投げなくていいなら投げたくない」――球宴選出後からそう本音を漏らしていた虎の背番号7が、宣言通り難役を〝神回避〟した。「マイナビオールスターゲーム2026」第1戦(28日・東京ドーム)に出場した中野拓夢内野手(30=阪神)。試合前の一大イベント、ホームランダービーには森下、佐藤(いずれも阪神)が出場し、打撃投手にも注目が集まった。
これまで岡本(ブルージェイズ)や佐藤の打撃投手を務めた経験を持つ中野は苦笑いで「あんまり投げたくないです。疲れるというか、絶対にミスができないみたいな感じの緊張感はあるんで。投げなくていいなら投げたくはないですけど」と語っていた。
森下から打撃投手を頼み込まれる一幕もあったが、実際にマウンドへ上がったのは坂本誠志郎捕手(32=阪神)。中野は予告通り大役を回避し、ベンチから虎の主砲たちの豪快なスイングを見守った。
注目の戦いでは、昨季の本塁打王・佐藤が清宮幸(日本ハム)、森下を撃破し、決勝(29日・富山)へ進出。中野は「もちろん打った方もすごいですけど、誠志郎さんがあそこまで投げると正直思ってなかったんで。一番、誠志郎さんが大変だったんじゃないかなと思いながら見てました」と女房役の奮闘をたたえた。
決勝の打撃投手についても「そこまでいったら、誠志郎さんに投げてもらった方がいいと思う」と断言。「そこが変わるよりは、ある程度見慣れたピッチャーが投げてもらった方が打ちやすいと思う。テルがなんとか決勝に進んでくれたんで、あした楽しみに見守りたいなと思います」と坂本の〝続投〟を希望した。
宣言通りに難役を回避した虎の背番号7。しかし、球宴ならではの〝突然指名〟が飛んでくる可能性もゼロではない。決勝も坂本に託し、最後まで応援役に徹することができるか――。













