【核心直撃】球界最年長が23年目のシーズンへ――。ヤクルト・石川雅規投手(44)が沖縄・浦添キャンプで精力的に汗を流している。今季初の対外試合となる24日の阪神とのオープン戦(浦添)に登板予定。200勝まであと15勝に迫っているが、投手の大型化、投球の高速化が全盛の中、1メートル67センチの〝小さな大投手〟の胸中を直撃した。
――20日にキャンプ初のライブBP(実戦形式の打撃投手)登板で並木、丸山、長岡、増田を相手に44球を投げた手応えは
石川 いい緊張感の中で真っすぐをコーナーに投げられた。競争の中で自分のポジションをつかまなければならない立場。チームではみんな仲間ですけど、ライバルでもある。しっかりと結果にこだわってやっていきたい。
――取材の〝おかわり〟は大丈夫ですか。改めてプロ23年目の心境は
石川 これだけ長くやれるとは思ってなかったから。感謝の気持ちをずっと持ちながらキャンプを過ごしてますよ。
――球界最年長。そう見られることは
石川 長いことやらせてもらって、いろいろなものの見方、感じ方が変わってきている。なんかファンの声援の後押しだったり、声が耳に届くようになっている。なぜか今は昔より一層届くね。そこもありがたく感じるところですよ。
――最近は投球術もラプソードなど最先端の計測機器が入り、投球が高速化。軟投派の投手として、そこは別の技術で勝負してきた自負もある
石川 もちろん投球を可視化、数値化できるわけだから参考にはする。でも、そこではないところで勝負してきたつもり。球が速いことが球界の全盛なら逆にその真逆をいって抑えてやろうと。逆にオレは真逆しかいけないから。それでプロの世界でオレはあとどれくらいやれるのかなっていうのは自分自身に期待したい。
――ライブBPでは丸山から97キロのカーブで空振りを奪っていたが、プロでも100キロ以下で空振りさせた事実はまさに投球術
石川 そう。前に飛んだとしても打球が上がらないとか。要は投げどころだと思う。考え方とやりよう次第でまだ何とか抑えられると思ってる。
――昨年までで通算185勝185敗と五分
石川 自分で思うのは185も負けていること。『負け過ぎ』って思っている。
――今年は200勝へ1勝でも近づく年にしたい
石川 今年はまだ、どういうゲームの使われ方をするか分からないけど、チームが投げてほしいって思ったところで投げられる存在でいたい。気持ちとしては、もちろん中6日の先発でガンガン回りたいけどね。もちろん結果を出せば、そのチャンスが来ると思っている。












