ソフトバンク・近藤健介外野手(32)が8日のロッテ戦(みずほペイペイ)で8号2ランを放った。3回二死一塁から右翼席中段に突き刺さる特大の先制弾。涙を浮かべてベンチに帰ると、タオルで顔を覆い、攻守交代で左翼の守備に就く際も止めどなく涙がこぼれた。
2日前の6日に7歳上の兄・洋介さんが急逝。家族から「兄ちゃんも試合に出てほしいと思うから、行ってきなさい」と背中を押され、人知れず悲しみを抱えて出場した試合で放った特別なホームランだった。
「兄ちゃんも野球が好きだった」。野球愛が深く、野球に携わり続けた兄を思い、本塁生還時には両手を合わせた。チームは9回に2点差をひっくり返しての逆転サヨナラ勝ち。悲しみを抱えながら、ここぞで見せた一発に改めて近藤のすごみが詰まっていた。












