開幕まで残り2週間弱。阪神の〝左翼抗争〟がますます激化している。16日の中日戦(バンテリン)にはレフトの定位置を争う4選手が出場。「9番・DH」としてスタメンのチャンスを与えられたミエセスが三併殺、空振り三振、空振り三振、空振り三振の4タコという散々な結果に終わる一方で、ノイジー、小野寺、前川右京外野手(20)は快音をマークしアピールに成功した。
ノイジーは2打数1安打1四球と確実性の高い打撃を披露。試合途中から出場した小野寺も8回一死一、二塁の好機で打席に入り右前適時打。たった1打席でも結果を残す勝負強さを見せてくれた。
だがこの日、出色の打撃成績を残したのは「3番・右翼」としてスタメン出場を果たし4打数2安打1打点1得点をマークした前川だろう。8回の第4打席で左前打をマークすると、小野寺の適時打で2点目のホームを踏むことに成功。9回一死一、二塁の好機で迎えた第5打席では竜の絶対的守護神・マルティネスの初球フォークを捉え、右前適時打を放った。
守備面ではノイジー、小野寺に劣るものの、天性の打撃センスには岡田監督もベタぼれ。「使ったら打つよ。外野は(定位置争いが)激しいからな。それだけや」とこの日の試合後も思わず頬を緩めた。
高卒3年目の若武者は好機で凡退した前夜のカード第1戦を念頭に置きながら「昨日の反省をしっかり生かし、ストライクゾーンをしっかり打つという気持ちでした。簡単にダメなままで終わらなかったのは良かった」と表情を引き締める。超一戦級の剛腕ストッパー・マルティネスを打ち崩した意義もこの上なく大きいと言えるだろう。












