12球団で唯一、オープン戦未勝利だった阪神は13日のロッテ戦(ZOZOマリン)に6―1で快勝。10試合目にして球団ワースト記録となるオープン戦の連敗をついに「9」でストップさせた。
開幕ローテ入りが有力視される昨季10勝左腕の伊藤将が5回2安打無失点と好投すれば、昨季MVP&新人王右腕の村上も4回3安打1失点、5奪三振の力投を見せた。岡田彰布監督(66)は「今日は伊藤将と村上が投げれただけで十分や。内容は普通というかなあ」と安堵の表情を浮かべた。
先発陣が上々の仕上がりを披露する中で、リリーフ陣は一軍生き残りをかけたシ烈な争いを繰り広げている。中でもオープン戦で一躍、開幕一軍へ名乗りを上げたのがドラフト5位・石黒佑弥投手(22=JR西日本)だ。デビュー戦となった10日の巨人戦(甲子園)では1回1奪三振で三者凡退。直球は最速150キロを計測し、カットボールやフォークなどの変化球もキレッキレだった。
指揮官の評価も日増しに上がっており「投げさせて良かったよ。(守っていた)木浪が『エグいフォークです』って言ってたわ」とホクホク顔を隠せなかったほど。12日にブルペン投球を見守った際も「まあ、ええよなあ」と言うことなしだった。今後は15日からの中日戦(バンテリン)の遠征にも帯同させ、地元・愛知で凱旋登板に臨む予定だ。
そんな急成長を遂げる新人右腕に、セ球団スコアラーも「キャンプ中の紅白戦で見た時よりも全然球の勢いが違っていた。カットボールの曲がりが良かった」と驚きを隠せない。岡田虎に強力なリリーバーがまた1枚加わったことに「こういうピッチャーが食い込んでくると後ろがさらに厚くなるので、ちょっと厄介ですよね…」と早速、警戒心を強めている。
昨季覇者の阪神に彗星のごとく現れたルーキー右腕への期待値は膨らむばかりだ。












