ア・リーグでは10年ぶりにドジャースにカード勝ち越しを決め、中地区首位を走るホワイトソックスが注目されるが、ナ・リーグではドジャース・大谷、パイレーツ・スキーンズ、ブルワーズ・ミジオロウスキーの3人のサイ・ヤング賞候補を沈めたマーリンズも〝台風の目〟となってきそうだ。

 敵地パイレーツ戦(14日=日本時間15日)で怪物スキーンズから2本塁打を放ち、黒星をつけたマーリンズ。さかのぼると、4月19日(同20日)の本拠地ブルワーズ戦では最速168キロの超剛腕ミジオロウスキーを5回3失点で降板させ、2敗目をつけた。さらに同28日(同29日)の敵地ドジャース戦では大谷から5安打で2得点し、今季初黒星を刻ませている。

 3度の〝大物食い〟はフロックではなく、米メディア「アルバット」は「誰も予想しなかった快進撃を見せている。最も恐れられるチームでもなければ高額年俸のチームでもないが、今やどのチームも成し遂げていない偉業だと誇れる。偶然なわけがない。ミジオロウスキー対策を練り、攻略できたと言えるチームは多くない。スーパースターの大谷にもブレーキをかけた。決してひるまないことを証明した」と高く評価している。

 好投手攻略の秘訣について「それは魔法ではなく、粘り強さ、忍耐力、そして勝負どころの強い打撃だ。3人の力量を見極めたことでチームは自信をさらに高めた。強豪チームにヒケを取らない自信だ」と分析。勝率5割で中地区4位とはいえ〝ジャアントキリング〟があるかもしれない。