〝岡田ルール〟が海をも渡った――。プロ野球で昨年9月から導入された「ブロッキングベース」が、今季から米大リーグでも採用されることが決定。MLBが日本球界の規則を採用することは史上初となった。
阪神・岡田彰布監督(66)の訴えから始まったことで通称「岡田ルール」とも呼ばれているが、MLBに〝逆輸入〟されたことに当の指揮官も「そんなんオマエ、アメリカでも決まってなかったんやな、って思ったよ」と目を白黒させている。
「ブロッキングベース」とは、走者が走塁や盗塁の際、明らかにセーフのタイミングで野手の不可抗力によりベースをふさいでしまった場合、走者の不利益を取り除くためにセーフとするというもの。
キッカケとなったのは昨年8月18日のDeNA戦(横浜)での岡田監督の猛抗議だった。阪神・熊谷が二盗を仕掛けた際に捕手からの送球を受けたDeNAの遊撃・京田の足が走路を完全にふさいで交錯。当初はセーフの判定だったが、DeNA・三浦監督のリクエストで一転、アウトとなった。岡田監督は「走塁妨害」だとして5分以上も抗議したが「故意ではない」として判定は覆らなかった。阪神球団はNPBに意見書を提出し、NPBと12球団の実行委員会を経て、急きょ、シーズン途中から異例の運用変更となった。
野球の本場であるMLBを動かした虎将は「ああいうプレーは絶対あかんことやからな。あっこ(二塁や遊撃)は防具もなんもつけてへんわけやから。今まで決めてなかった方がおかしいわな」と持論を展開した。












