脱がせてみたらスゴかった。球団史上初となる連覇を狙う阪神は沖縄・宜野座で行われている春季キャンプで、連日ハードなトレーニングメニューを消化中。復権を狙う2年連続最多勝右腕・青柳晃洋投手(30)も順調な調整を続けている。

 気温が25度を超える日も珍しくない中、練習終了後の青柳はユニホームを脱ぎ、Tシャツ1枚でチーム宿舎へ帰ることが多い。薄着姿だとよく分かるが、酷寒の1月の静岡で厳しい自主トレをこなした青柳の肉体は、今や異常なほどにムキムキになっているのだ。

 昨季終了時と比較しても、肩幅だけでなく胸板も腰回りもふた回り以上もデカい。

昨年よりひと回り体が大きくなった青柳
昨年よりひと回り体が大きくなった青柳

「素朴な疑問なんですけど、体デカくなってませんか?」とぶつけると右腕は「デカくなってます(笑い)。去年の日本シリーズ終了後から、初めて筋肥大に取り組みました。食事量とトレーニング量を並行して増やした結果、82キロだった体重が今は87キロくらいになったので、5キロ以上は増えてますね」

 虎党から愛される柔和な笑顔はこれまでと何も変わらない。だが、首から下の〝ガチムチボディー〟が、ハッキリ言うて違和感半端ない…。

「これまでは重量をあまり気にしてなかったのですが、体を大きくすれば、今まで頑張って投げていた(試合終盤の)イニングでも楽になるかなと思って。ここ何年かは自分の体を維持することが目標だったのですが、今年は肥大させてみようと」

 1月の自主トレの主な目的は右肩の可動域の回復だった。増量も並行して行ったことで、投球に何らかの影響が出る恐れもあったというが、〝答え合わせ〟となる宜野座でのブルペン投球は快調そのものだ。「今はすごくいい感じで投げることができています。可動域が回復した上に、筋肉量も増えたので、出力もしっかり出ていますね」と背番号17は手応えをにじませる。

「体重が増えて動けなくなったらどうしようと思っていたのですが、今はぶっちゃけ走れている(笑い)」と体のキレも上々。「去年の最高球速は148、149キロだったので、これが150キロ台にまでなれば見栄えも良くなりますよね」と笑った青柳の当面の目標は、2年連続となる開幕投手だ。

 村上、大竹、伊藤将と有力な投手がズラリと顔をそろえる日本一チームのスターター陣だが、エースの肩書をやすやすとライバルたちに献上するつもりはない。