頼れる先輩が〝助け舟〟だ。阪神のドラフト2位ルーキー・椎葉剛投手(21=四国IL徳島)は新人選手で唯一、一軍メンバーに抜てきされ、沖縄・宜野座で先乗り自主トレに励んでいる。
一軍投手陣に囲まれながら汗を流し「みんなキャッチボールが胸の付近に集まっていたので、自分も見習っていかないといけないなと思いました」と表情を引き締める。一方で思わぬ悩みもあるらしい。それは結構な〝人見知り〟という点だ。
「自分からあんましゃべりにいけたりしないんで。どちらかと言ったら気まずいじゃないですけど(笑い)。ちょっとずつなじめればいいかなと思ってます。急には多分、無理だと思うんで…」
また、大阪府出身で幼少期から虎党ということもあり「みなさんすごいなと思ったんですが、なんか一ファンとして見てしまいました」と苦笑いで明かす。
そんな未来ある若武者に〝救世主〟も登場した。「僕も人見知りなんで」と笑った青柳晃洋投手(30)だ。先輩右腕は「仲良くなりたいですけど(椎葉とは)まだ全くしゃべれてなくて。もちろんタイガースはみんな優しいのでもう何日かたてばすぐなじめると思う」としつつ「椎葉主体で、椎葉がメンバーを集めて何かできたらなと思います(笑い)」と〝椎葉会〟の開催をほのめかした。
30日の練習では岩崎から〝愛あるイジリ〟も受けた。ノックの最中に岩崎が一塁ベースカバーに入ると、椎葉がきっちりと送球したボールを華麗にスルー…。球は転々とし、ナインは笑いに包まれ、椎葉の表情も一瞬にして緩んでいた。
新たな環境で心配や不安はあるだろうが、優しい先輩たちが吹き飛ばしてくれそうだ。












