阪神春季キャンプ(沖縄・宜野座)第1クール3日目は、臨時コーチとして招聘された同球団OB・赤星憲広氏による走塁特訓や投内連携、シートノックなどの基礎的な練習の反復に終始。岡田彰布監督(66)も引き締まった空気の中、キビキビした動きを見せるナインたちに目を細めた。

 一軍組に抜擢された高卒2年目コンビの門別や茨木も、軽快なフィールディングを披露。虎指揮官は「だって11月(に行われた秋季キャンプの)時点で、エラいこいつらうまいなって思ったもん。ハッキリ言うてな。安定感あるし、慌てるそぶりもないしな。普通にやっとるよな」と新鋭たちの動きの良さに太鼓判を押す。

 指揮官就任後初となった昨春のキャンプでは、岡田監督自らが守備練習などで直接選手に指導する姿もみられた。だが、今春はほとんど〝介入〟することもなく、グラウンドの片隅から静観。「去年から当たり前の普通のことと思って見とるからな。基本は守りからっていうことやからな」と自身の野球哲学を強調した上で「何も(選手たちには)言うてないよ。別に間違ったことやってないし。今日も初めてメイン(グラウンド)で投内やったわりには、スムーズに流れたんちゃうん」とチームの成熟度合いに手応えをにじませる。

 球団史上初となる連覇へ向け、視界は良好そのものだ。