中日の中田翔内野手(34)が11日に大分県内で実施している自主トレを公開した。

 今年も例年同様、古巣・巨人のまな弟子・秋広らとともに自主トレを行っている中田。ともに気合は十分で、初日には「足並みをそろえる」目的で師弟そろって頭を丸刈りにして臨んだ。

 もともと「坊主が好き」と話す中田だが、丸刈りになるのは約5年ぶり。「坊主にすることに抵抗はない」としながらも「毎朝顔を洗う時に鏡を見るたび後悔してる(笑い)」と意外な本音もぶっちゃけた。

 新天地・中日へ戦いの場を移した中田だが、サービス精神は変わらない。練習中、テレビクルーからカメラを拝借して担ぎ上げると、苦悶の表情を浮かべながら床に突っ伏していた秋広に急接近。激写して気が済むまでイタズラを楽しむと「このカメラ、こんな重かったんか。肉離れ起こすわ」と不敵な笑みを浮かべながら返却した。

 また、自主トレ恒例となっている報道陣に向けた「地獄のメニュー体験会」も久しぶりに実施。体力が続かず、記者が早々とリタイアしてしまうと「何休んでんねん!」とゲキをし「これで少しはキツさが分かったろ(笑い)」と満足げな表情を浮かべていた。

 師匠の背中を見て育ってきた秋広にも、そのサービス精神が芽生え始めている。ハンディーカムを持ち、仕返しとばかりに疲労困ぱいの中田の背中を激写して場を和ませたかと思えば、報道陣に向けて「人ごとみたいに思ってるでしょうけど、皆さんにも全員やってもらいますからね!」。率先して「体験会」の実施を予告し、終了後には「(報道陣は)まだまだだなって感じます」と師匠顔負けの毒舌をかますなど「悪童」に育ちつつある。

 巨人のチーム関係者からも「中田はチームを離れてしまうが、秋広は場を和ませてくれる〝大将魂〟も継承してくれるといいんだけど…」と心配の声も上がっていたが、杞憂に終わるのか。

 体力、技術面だけでなく、中田が古巣の後輩に残した財産は想像以上に大きかったようだ。