中日の選手会長・柳裕也投手(29)の評価が球団内外で高まっている。チーム全体へのゲキや、中田翔内野手(34)の受け入れ態勢を整えた手腕に、関係者やOBの間から「柳はしっかりとチームをまとめている」「いいリーダーになった」という声が続出しているのだ。

 柳は11月20日の秋季キャンプの打ち上げで中日ナインに「遊ぶことはユニホームを脱いでから、いくらでもできます。プロ野球選手であるという当たり前ではない時間をもう一度見つめ直し、いいシーズンオフを過ごして来年に向かって頑張りましょう」と熱いメッセージを送った。

 さらに12月5日には翌日の入団会見のため名古屋入りした中田が食事をしているという情報をキャッチすると、アポなしで直撃し、グッと距離を縮めた。これには中田も「食事をしてたら普通に会いに来てくれた。僕は一気に彼のことが好きになった。すがすがしい感じで来てくれたので、ありがたいという気持ち。野球の話も2時間ぐらいした。彼の優勝したいという気持ちをすごく感じましたし、すごくいい時間だったなと思います」と感激。この柳―中田会談により、名古屋での中田歓迎ムードは急激に高まった。

 選手会長の熱い言葉やチームをポジティブな方向にもっていこうとする姿勢に「柳さんの行動力はすごいですね」(根尾)と後輩たちは皆、尊敬のまなざし。「柳が一生懸命やっているから応援したくなるわな」とOBの間でもバックアップムードが盛り上がってきた。2年連続最下位からの逆襲に向け、選手会長がいい流れを作っている。